新しい関係の形であるオープンマリッジとは? メリットとデメリットも合わせて紹介

新しい関係の形であるオープンマリッジとは? メリットとデメリットも合わせて紹介 心のつながりと信頼関係
新しい関係の形であるオープンマリッジとは? メリットとデメリットも合わせて紹介

「オープンマリッジって最近よく聞くけど、どういう意味なの?」
「夫婦関係がマンネリ化してしまい、お互いに新鮮味がなくなってしまった」
「離婚はしたくないけれど、今の夫婦関係に満足できない」

結婚生活が長くなるにつれて、パートナーとの関係に悩みや不満を抱える夫婦は少なくありません。そんな中、従来の夫婦関係とは異なる新しい選択肢として「オープンマリッジ」に注目が集まっています。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • オープンマリッジの定義
  • メリットとデメリット
  • 始める具体的なステップ

オープンマリッジについて理解し、新たな生活の第一歩を踏み出したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

オープンマリッジとは?

オープンマリッジとは、夫婦が合意のもとで、「婚外恋愛(パートナー以外と恋愛すること)」を認め合う関係になることを指します。一般的な結婚では、配偶者以外との恋愛関係は不貞行為とされますが、オープンマリッジでは事前に取り決めたルールに従って、他の相手との関係を持つことが可能です。

日本ではまだまだ認知が広まっていない関係性であり、実践している夫婦は少数派だといえます。

オープンマリッジは、単なる浮気や不倫とは明確に異なり、最も大きな違いは「お互いの同意」があることです。一方的な不貞行為ではなく、夫婦間で話し合いを重ねて合意に至った関係性です。

また、オープンマリッジにもさまざまな形があります。
感情的な関係を禁止し、肉体的な関係のみを許可する場合もあれば、恋愛感情のあるつながりも含めて許可する場合もあるなど、決まった形式はありません。

夫婦それぞれの価値観や希望に応じて、ルールを決めることが一般的です。

オープンマリッジをするメリット

オープンマリッジには、従来の夫婦関係にはない独特のメリットがあります。以下で詳しく確認していきましょう。

パートナーに縛られない自由な恋愛ができる

オープンマリッジの最大のメリットは、パートナーに縛られることなく自由な恋愛を楽しめることです。結婚後も個人の感情や欲求を抑制する必要がなく、新しい出会いや関係性を築くことが認められます。

長い結婚生活では、お互いに慣れ親しんでしまい、恋愛感情が薄れてしまうことも珍しくありません。長期間のセックスレス状態になり、夫婦のどちらかが苦しむこともあるでしょう。

そこでオープンマリッジを取り入れれば、配偶者以外との自由な関係を通じて、恋愛の刺激や新鮮さを取り戻すことができます。

お互いの価値観を尊重し合える関係が築ける

オープンマリッジを成功させるには、お互いの価値観を深く理解し、尊重し合うことが必要です。この過程で、夫婦間のコミュニケーションが向上し、より深い関係性を築くことができます。

従来の夫婦関係では、どちらか一方が相手の行動や考えを制限しようとするケースがありがちです。しかし、オープンマリッジでは相手の自由を認めることで、支配や束縛のない対等な関係を構築できます。

お互いの多様性を受け入れることは、パートナーをより深く理解することにもつながります。オープンマリッジを通して、夫婦関係が良くなるということも十分ありえるでしょう。

浮気とは違うので、罪悪感が少ない

オープンマリッジでは、パートナーの同意のもとで他の人との関係を持つため、浮気や不倫のような罪悪感を抱くことが少なく、よりオープンに関係を築きやすいと感じる人もいます。

罪悪感による精神的な苦痛がないことで、より健全な状態で新しい関係を楽しめます。また、秘密を抱える必要がないため、パートナーとの信頼関係を損なうこともありません。

オープンマリッジをするデメリット

オープンマリッジにはメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。以下で詳しく解説します。

世間からの理解が得られにくい

オープンマリッジは海外では徐々に普及しているといわれています。しかし、日本の社会ではまだまだ一般的ではなく、世間からの理解を得ることが困難です。特に家族や友人、職場の同僚などの身近な人に知られた場合、批判や偏見の目で見られる可能性があります。

特に子供がいる家庭では、周囲の反応が子供にも影響を及ぼす恐れがあります。学校や地域社会での立場が悪くなり、家族全体が孤立してしまうことにつながるかもしれません。

また、法律面でも正式に認められた制度ではありません。万が一離婚訴訟になった際に、不利な材料として使われる場合もある点には注意が必要です。

本来のパートナーとの間で嫉妬や不安がうまれることもある

仮にオープンマリッジに合意したとしても、実際にパートナーが他の相手と関係を持つと知った際に、嫉妬心や不安感を覚えることがあるかもしれません。理性では理解していても、感情的には受け入れ難い状況が生まれることがあります。

特に、パートナーが他の相手により深い恋愛感情を抱いているように見えた場合、自分の存在意義や価値に疑問を持つことがあります。これらの感情は夫婦関係に深刻な亀裂を生む可能性があるので、注意が必要です。

また、パートナーからの意識が他の相手に向けられることで、寂しさや疎外感を感じることも珍しくありません。オープンマリッジを始める前に想像していた以上に、心理的な負担が大きくなる場合があります。

継続的に価値観のすり合わせが必要になる

オープンマリッジでは、状況の変化に応じて継続的にルールを見直し、価値観をすり合わせる必要があります。最初に決めたルールが、必ずしも永続的に適用できるとは限りません。

例えば、子供の成長、仕事の変化、健康状態の変化など、ライフステージの変化に応じて、オープンマリッジのあり方も調整が必要です。ルールを決めるのには、多くの時間と労力が必要となるでしょう。

また、感情や価値観は時間とともに変化するため、定期的な話し合いが欠かせません。コミュニケーションを怠ると、関係性が破綻してしまう危険性がある点は、デメリットのひとつです。

オープンマリッジを始めるには

オープンマリッジを検討している場合、以下のステップを踏んで慎重に進めることが大切です。

ステップ1:パートナーとの対話から始める

オープンマリッジを始める第一歩は、パートナーとの綿密な対話です。なぜオープンマリッジを考えているのか現在の関係性にどのような課題があるのかを率直に話し合いましょう。

対話の際は、相手を責めるような表現は避け、自分の気持ちを明確に伝えることが効果的です。また、相手の意見をしっかり聞き、理解することが重要です。

この段階では、オープンマリッジの具体的な内容よりも、お互いの現状認識と将来の理想像を共有することに重点を置いてください。十分な時間をかけて、お互いが納得できる形で話し合いを進めましょう。

なお、パートナーが強く反対している場合は、無理に説得しようとせず、まずは関係性の改善に取り組むことをおすすめします。

ステップ2 :ルールを一緒に決める

パートナーとの話し合いを通じて、オープンマリッジに対する理解と合意が得られたら、具体的なルールを一緒に決めていきます。以下のような項目について詳細に話し合いましょう。

  • どのような関係まで許可するか(肉体的関係のみ、感情的関係も含む など)
  • 相手に求める条件(既婚者同士、独身者可 など)
  • 報告義務の有無(相手について知らせる、秘密にする など)
  • 時間や頻度の制限
  • 子供への影響を最小限にするための配慮
  • 夫婦の時間を優先する日の設定

ルールは一度決めたら終わりではなく、実際に始めてみて不都合が生じた場合は、柔軟に見直すことが大切です。お互いが安心して関係を続けられるよう、定期的に話し合いの場を設けましょう。

ステップ3 :信頼できる出会いの場を選ぶ

オープンマリッジのルールが決まったら、実際に相手を探すための出会いの場を選びます。

日本ではまだ認知度が低い関係性で、一般的な出会いの場ではオープンマリッジについて理解のない人と出会う可能性があるため、安全で信頼できる環境を選択することが大切です。

近年では、既婚者同士のマッチングサービスも登場しており、オープンマリッジを実践している人や理解のある人と出会える環境が整いつつあります。このようなサービスを利用することで、より安全で理解のある関係を築くことができるでしょう。

また、出会いの場を選ぶ際は、プライバシーの保護や個人情報の管理についても十分に確認することが重要です。家族や職場にバレるリスクを最小限に抑えるためにも、信頼できるサービスを選択しましょう。

もしオープンマリッジの相手を探すなら、既婚者マッチングアプリである「MarriedGo(マリーゴー)」を利用してみてください。同じような価値観を持つ人と安全に出会うことで、より良い関係を築くことができるはずです。

理解のある相手と出会いたい場合は、こうしたサービスの活用も一つの手段です。

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