近年、既婚者同士で安心できる精神的なつながりを求めるケースも増えています。その中で“セカンドパートナー”という関係が注目されています。配偶者では満たされない想いのや心の隙間を、支え合うことで補い合う関係です。
セカンドパートナーとの関係を長く続けていくためには、「どのくらいの頻度で会うか」をお互いに心地よく感じられる形で決めることが大切です。多すぎても少なすぎても、気持ちのズレが生まれてしまうことがあるからです。
本記事では、セカンドパートナーと長続きするための7つのコツについて紹介します。円満な関係を継続したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
セカンドパートナーと長続きする7つのコツ
セカンドパートナーとの交際期間は、概ね「3ヶ月〜3年未満」であるケースが多いといわれています。中には、5年以上も関係を継続している既婚者も存在しており、長続きさせるにはコツがあるようです。
セカンドパートナーと長続きする7つのコツは、以下の通りです。
- 会う頻度は「生活に無理のない範囲」で合意する
- 会えない期間の”つながり”を大切にする
- 嫉妬や不満をためこまず伝える
- 相手の家庭・都合を尊重する
- あえて”距離”を楽しむ関係性を目指す
- お互いに依存しすぎない
- 「やめどき」も共有しておく
会う頻度にも注目して解説します。良好な関係を継続するために確認しておきましょう。
会う頻度は「生活に無理のない範囲」で合意する
会う頻度は「お互いの生活に無理のない範囲」にすることが、関係を穏やかに続けるポイントです。家庭や日常を大切にしながら自然に会えるリズムをつくることで、安心して関係を育むことができます。
また、会う回数が増えるほど、刺激を感じられなくなりパートナーとの恋愛が長続きしにくくなります。セカンドパートナーと長続きするには、ほどよい距離感が大切です。
例えば、以下のような会い方が考えられます。
- 「第2水曜日のみ」など月1回だけに限定する
- 金曜日の夕飯の時間に限定する
- 朝の通勤時の電車を合わせて会う
- 共通の趣味の時間に会う（フィットネスジムや料理教室など）
あらかじめ、時間や曜日を限定するなどして、お互いの生活に無理のない範囲で会いましょう。
会えない期間の”つながり”を大切にする
会えない期間も大切です。一緒にいる時間は幸せですが、セカンドパートナーのプライベートを尊重し、適切な距離を保ちましょう。
セカンドパートナーは、配偶者では満たされない部分をカバーしてくれる相手です。配偶者との関係を破綻させてしまうと、パートナーとの関係も解消することになります。そのため、会えない期間があることは重要です。
また、電話やメッセージでのやりとりが中心になることで、穏やかで安心感のあるつながりを築くことができます。お互いの気持ちを大切にしながら無理なく続けられるのも魅力です。
会えない期間も距離を保つために、以下のことをパートナーと一緒に意識することが大切です。
- お互いの近況を報告する
- 不安があれば伝える
- ネガティブにならない
近況報告や不安を伝え合うことで、会えなくても存在を身近に感じることができます。連絡頻度は少ないかもしれませんが、一言でも会話を交わすのがおすすめです。
また、ネガティブにならないことは、セカンドパートナーとの関係ではとても重要です。ネガティブな感情が強くなると、相手との時間を楽しみにくくなってしまうことがあります。お互いが心の拠り所という関係なので、ポジティブに癒し与えられる存在を目指しましょう。
お互いの生活に負担をかけずに尊重し、会えない”つながり”を楽しめる関係を築くことで長続きしやすくなります。
嫉妬や不満をためこまず伝える
嫉妬や不満を伝えるといったコミュニケーションは、良好な関係へ導きます。セカンドパートナーと長続きするには、対等な関係の維持がとても重要です。
「精神的なつながり」でも嫉妬や不満が芽生えることがあります。相手に気持ちを伝える時は以下のポイントを抑えましょう。
- 主語を「私は」にする
- 相手を責めない
- 境界線を尊重する
- 解決策を一緒に考える
お互いの気持ちを丁寧に確認し合い、優先順位やそれぞれの立ち位置を擦り合わせていくことで、2人が求める理想の関係性に近づけます。
嫉妬や不満はためこまず、正直に話し合いをしましょう。
相手の家庭・都合を尊重する
セカンドパートナーの関係を長続きさせるには、相手の家庭や都合を尊重することが大切です。相手にとって家庭や家族が大切な存在であることを理解し、そのうえで寄り添える関係を築きましょう。
相手の家庭や都合を尊重できないと、信頼を失うケースもあります。以下のような家庭の行事は最優先してもらう部分です。
- 夫婦の結婚記念日
- 家族の誕生日
- 季節のイベント（クリスマスや節分など）
- 子供の学校行事（運動会や参観日）
また、パートナーと一緒に過ごしているときに、家族から緊急の連絡がある場合もあります。そのときは、きちんと家族の対応をしてもらいましょう。
相手を尊重したお付き合いができると、隠す負担も小さくなり、関係の長続きにつながります。
あえて”距離”を楽しむ関係性を目指す
セカンドパートナーとの距離をあえて楽しめるようにしましょう。距離をつめすぎると、お互いに負担を感じてしまうことがあります。適度な距離を保ち、楽しむことが大切です。
肉体関係を持たないセカンドパートナーには、以下のような楽しめる要素があります。
- お互いが心の癒し
- 一線を越えないピュアな恋愛
- 自分磨きのモチベーション
家庭とは違った心の癒しを与えられるのがセカンドパートナーです。配偶者には話しにくいことを共有できるのは、安心感とともに、癒しも与えられます。
また、ドキドキを感じられるメリットがあります。結婚後はときめきを感じることが減少していく傾向にありますが、一線を越えないセカンドパートナーはピュアなドキドキを感じさせてくれる存在です。ピュアな恋愛は自分磨きのモチベーションも上がります。外見だけでなく、内面も意識するようになるので、自己成長も期待できます。
連絡や会う回数を限定していると、遠距離恋愛のような刺激もあり長続きしやすくなります。ほどよい距離感で楽しめる関係を継続することを意識してみてください。
お互いに依存しすぎない
セカンドパートナーに依存しすぎてはいけません。過度な嫉妬や独占欲がうまれ、関係が破綻する可能性があります。自立していることが長続きのカギです。
お互いの生活を大切にしながら、心地よい距離感を意識して付き合っていきましょう。「毎日会いたい」「いちばんに大切にしてほしい」などの発言はパートナーの負担になります。
また、激しい感情の起伏はセカンドパートナーとの関係を大きく左右します。「めんどくさい」と思われ、別れを切り出されるかもしれません。
依存する関係ではなく、自立した関係性を築き、距離感を保ちましょう。
「やめどき」も共有しておく
「やめどき」を共有しておくと、良好な関係を築けるようになります。終わりを意識することで「一緒にいられる時間を大切にしよう」と思うようになるためです。
「やめどき」の例は以下の通りです。
- 肉体関係を持った
- 喧嘩が増えた
- 恋心がなくなった
- 一緒にいることに負担を感じるようになった など
肉体関係を持ってしまうと、望まない誤解やトラブルにつながる可能性もあります。穏やかで安心できる関係を保つためにも、線引きを大切にしましょう。セカンドパートナーとは、プラトニックな関係を保ちましょう。
一緒に過ごす時間を楽しむ相手のはずが、喧嘩の回数が増えると理想の関係を築けなくなります。不貞行為があると誤解されるリスクだけが残ってしまったら、終わりにするタイミングです。恋心がなくなった場合も同様です。
なお、一緒にいることに負担を感じるようになった場合は、どちらかが依存心を抱いたときに「やめどき」を迎えます。依存心はセカンドパートナーとの関係の破綻や家庭の信頼を失うきっかけになります。
例は一部ですが、「やめどき」を決めておくと、良好な関係を長続きさせやすくなるので、2人で共有しましょう。
本記事は、セカンドパートナーと長続きするコツを7つ紹介しました。きちんとルールを決めるなどして、信頼の質を高めることが長続きのカギであることを知っておきましょう。
なお、近年では、既婚者同士のマッチングサービスも登場しており、婚外恋愛を楽しんでいる人や理解のある人と出会える環境が整っています。既婚者マッチングアプリを利用する場合は、プライバシーの保護や個人情報の管理について、十分に確認しましょう。周囲に気をつかう必要がある関係だからこそ、安心して利用できるサービスを選ぶことが大切です。
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